イベント映像配信のオペレートを1台で行えるハイブリッドイベント用AVミキサー
ダイレクト・ストリーミング・AVミキサーVR-120HDは、イベント運用に必要な機能を集約し、
オペレーターの負担を軽減できる製品です。
7型の大型タッチスクリーンでの軽快な操作性を備えながらも、可搬性に優れております。
ハイブリッドイベントのための自由な映像演出
VR-120HDの豊富な映像入出力や合成機能は、クライアントの多様な要望に柔軟に対応します。
映像入力や静止画、動画コンテンツなど、8個のクロスポイントに割り当てることができ、
シーン・メモリーではすぐに再生したい画面構成を設定できます。
また、異なる画面構成を複数のバスに割り当てることで、オンラインとリアル会場用の
それぞれに合わせた画面構成を個別に設定、操作することができます。
HDMI×6/SDI×6 計12系統入力対応
VR-120HDは、HDMIに加え、SDIの入出力に対応。
すべてのHDMI入力は、EDIDおよびHDCPをサポートするスケーラーを内蔵しており
PCタブレット、スマートフォン、ゲーム機などの多様な解像度及び縦横比を持つ機器との
接続にも幅広く対応します。
静止画と動画コンテンツの再生機能
静止画と動画コンテンツの再生機能を搭載。
本体内のビデオ・プレイヤーを使うことで、別途外部再生機器を用意する必要はなく、
SDXCカードまたはUSBメモリーから取り込み、再生が可能です。
※SDXCカードからの動画再生は、スタンダード・モードでストリーミングする場合にのみ使用できます。
最大8レイヤーの映像合成と多彩な映像エフェクト
VR-120HDは最大8レイヤーまで対応した映像合成が可能。
最大4つのPinP&KEY (ピクチャーインピクチャー&キー) と、アルファ・チャンネルや
エクスターナル・キーに対応する2つのDSK (ダウンストリーム・キー) を使い、
クライアントの多様なニーズにも柔軟に対応できます。
出力先を選べる柔軟な出力系統
VR-120HDは、8つの出力系統 (HDMI×3系統、SDI×3系統、USB-C×1系統、LAN×1系統) を備え、
出力先に応じた画面設定が可能です。
例) PROGRAMOUTはライブ配信用に、SUB PROGRAM OUTはステージLEDや会場送り出し用に、
演者確認用にはAUXに出力し、運営確認用マルチビューや配信モニタリング、
そしてSDXCカード記録用とすべての出力をVR-120HD一台で管理できます。
プロフェッショナル品質のデジタル・オーディオ・ミキサー
VR-120HDは、42チャンネルのデジタル・オーディオ・ミキサーを搭載。
オーディオ・エフェクトや少人数での運用に便利なオート・ミキシング機能でハイブリッドイベントを支えます。
アナログとデジタル両対応の音声入力
VR-120HDの音声入力端子は、高品質なマイクプリアンプと48Vファンタム電源対応のXLR/TRSコンボジャック端子を6系統、
RCAピン端子を4系統 (ステレオ2系統) 備えます。
さらにHDMI、SDI、およびUSB入力からのエンベデッド・オーディオをミキシングすることもできます。
またBluetooth接続したモバイル機器からオーディオをライブ配信に使うこともできます。
先進的なオーディオ・ミキシング機能
VR-120HD本体の8個のフェーダーは操作したい入力の割り当てが可能なので、音の調整を直感的に操作できます。
ミキシング機能を使うことでオペレーターの負荷を軽減し、各マイクの音声レベルのバランスを調整します。
また特定のマイク入力に話し始めた声を優先する設定により、
他のマイクのオーディオ・レベルを必要に応じて自動的に下げることもできます。
自由な音のルーティング
VR-120HDは自由に組めるルーティングにより、メインバスとAUXバスを2系統のXLR出力、RCAステレオ出力、
USBもしくは配信/録画用の出力に、またはHDMI、SDI出力に自由に割り当てることができます。
更に2系統のAUXバスは用途に応じた個別のミックスを設定できるので、
例えば演者のモニター用と、リアル会場で出力する音声とは異なるミックスをライブ配信に送出できます。
聴きやすい音作り
VR-120HDはこれまでのRolandのオーディオ処理技術やエフェクトが搭載されています。
EQとダイナミクスの処理はすべての入力と出力に対応。
高品質のリバーブはトークや音楽ライブなどのシーンで活用できます。
また、ハウリングを防ぐアンチ・フィードバックや、バックグラウンド・ノイズとハム・ノイズを抑える
アダプティブ・ノイズ・リダクションなど、音声の問題を解決し、洗練された音作りをサポートします。
オーディオ・プレイヤー
VR-120HD搭載のオーディオ・プレイヤーを使えば、あらかじめパッドに登録した音源を押すだけで
すぐに再生が可能です。8つのパッドに登録した効果音でイベントやライブ配信を盛り上げます。
LANとUSBを使ったストリーミングと録画機能
VR-120HDは主要な配信プラットフォームにスムーズにライブ配信するための機能を搭載。
LANから直接に加え、USB経由のPCへストリーミングにも対応しております。
また、アーカイブや配布用にSDカードへの録画も可能です。
PCレスでライブ配信を運用できるLAN経由でのストリーミング
VR-120HDは本体にLAN端子を備え、PCを介さずにTwitch、Facebook、その他のプラットフォームに
直接ライブ配信を送出できます。
アダプティブ・ビットレート機能は、ネットワークの接続状況をバックグラウンドで常時監視し
出力されるストリーミング・データを自動的に調整して、ライブ配信の中断を低減します。
また映像と音声のバッファを設定できるセーフティー・ディレイ機能を使えば、最大60秒間のバッファ時間を設定可能。
この時間中にアクシデントが発生した場合、1つのボタンで静止画へ切り替えと音声のミュートを操作できるので、
不適切なコンテンツが配信されることを防ぎます。
2ストリームを出力できるエンコーダー
内蔵のエンコーダーは、エンコードと同時に同じプラットフォーム上の2つのチャンネルでライブ配信が可能です。
2ストリームあることでアーカイブやのバックアップを作成も可能です。
さらに4Gまたは5G対応のスマートフォンをUSBで接続することで、配信のメイン回線、または冗長化回線として使用できます。
最大60 FPSのUSB-Cストリーミング
VR-120HDはUSB-C接続したPCにフルHD品質で出力され、Zoom、Microsoft Teamsなど
主要な配信プラットフォームから発信することができます。
配信用PCからはWebカメラと同等の機器として認識され、ドライバーは必要ありません。
※UVC (USB Video Class) および UAC (USB Audio Class) に準拠しています。
※YUY2 (非圧縮) およびMotion JPEG (圧縮)フォーマットをサポートしています。
SDXCカードへの録画機能
VR-120HDは、MP4 (H.264) 形式でSDXCカードに録画ができ、編集や配布などにも対応できます。
また、音声用としてWAV形式のステレオ録音も可能。
本体内にキャプチャーした静止画をSDXCカードに書き出すことも可能です。
※記録時のビットレートはライブストリームエンコードビットレートと同じです。
すぐに呼び出しできるシーン・メモリー、マクロ
イベントやライブ配信を円滑に進行できるよう、画面構成や操作設定をあらかじめ登録した
シーン・メモリーやマクロを本体のボタンですぐに呼び出すことができます。
PinPの子画面の位置やサイズ、タイトル合成のON/OFFなどの画面構成の設定を最大32個までシーン・メモリーに登録可能。
イベントやライブ配信の進行に応じてシームレスに切り替え、呼び出しができます。
映像切り替えやDSKのON/OFF、PTZカメラの動作、オーディオ・ミキシングなど一連の操作を
1個のマクロに10個まで構築記録、実行することができます。
最大100個のマクロを登録できます。
操作を簡略化するシーケンサー機能
VR-120HDに搭載されたシーケンサー機能は、シーン・メモリーとマクロを組み合わせ、
演出の進行に沿った画面構成や演出を簡単に実行できます。
シーケンサーには最大1000個のステップを登録でき、各ステップにはシーン・メモリーとマクロの両方を組み込むことができます。
シーケンスを事前に設定し、きっかけに合わせてNEXTボタンを押すことで運用のオートメーション化を実現します。
オート・スイッチングとオート・ミキシング
登壇者の発声に追従し、音声をきっかけに映像を切り替えるなどが可能な
オート・スイッチングとオート・ミキシング機能を搭載。
汎用性の高いPTZカメラ制御機能
VR-120HDはLAN経由で接続されたCanon、JVC、Panasonic、Sony、PTZOptics、AvonicおよびVISCA互換の
一部のPTZカメラを最大12台まで制御できます。
複数のPTZを接続する場合や、異なるメーカーのPTZカメラやプロトコルを混在させても制御が可能なので、
専用の制御システムを用意する必要はありません。
【付属品】
・保証書
・スタートアップ・ガイド
・「安全上のご注意」チラシ
・ACアダプター
・電源コード
・ラック・マウント・アングル×2
・ラック・マウント・アングル固定用ネジ×6
仕様はこちら (メーカーページ) をご覧ください